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WEBサイトのURLにサブドメイン「www」を付ける理由と、付けるべきか付けないべきか論

先日、弊社で提供する新しいWEBサービスのURLについて話題になりました。
それはサイトのURLに「www」を付けるか、付けないか。

社内では「携帯向けサービスならwwwを付けない。PC向けなら付ける」というルールになっています。
しかし、色々と考えた結果、個人的な結論としては
「ドメインが何を表すか」でわけるのが良いのでは無いかと考えました。

【結論】
・ドメインが組織を表す場合 → wwwを付ける
・ドメインがサービス名や商品名であったり、ドメイン自体に意味を持たせる場合 → wwwを付けない

その理由は…

本当にそうか?

「携帯向けサービスならwwwを付けない。PC向けなら付ける」というルールは
以下2点の考えが根拠になっています。

1.携帯向けなら「URLを出来る限り短くする為、wwwを付けない」
2.PC向けなら「SEO的に有利になる様にする為、wwwを付ける」

このルールと考え方を聞いた時に少し疑問に思いました。

1.について、私も携帯キーを操作するのは苦手ですが、キーボードで打つ時だって短い方が嬉しいです。
また、URLを含む印刷物などをデザインする際も、短い方がレイアウトしやすいという話も聞きます。

2.については、SEO的に有利になる根拠としては、
検索エンジンがクロールする際に「www」が有ってもなくてもアクセスできる場合に「有り」を優先させる場合が多いという点があります。

サーバの設定や、検索エンジンが提供する機能でどちらかに統一させる事ができるのですが
そういった事を意識していない場合は、確かに有利になると思われます。

URLが短いことによる扱いやすさと、www有無によらずアクセスできる場合のSEO的な安全対策。
どちらも捨てがたい。

なぜwwwを付けるのか

そもそも「www」を付ける事に何か意味はあるのでしょうか。
「www.vish.co.jp」を例に挙げてみましょう。

「www.vish.co.jp」は「vish.co.jp」に所属する「www(ウェブ)」を提供するサーバ、という意味合いがあります。
同様に別の役割を担うサーバとして
「mail.vish.co.jp(メールサーバ)」
「ns.vish.co.jp(ネームサーバ)」などがあります。

一定の命名規則に従う事で各サーバの機能が明確になり、管理が容易になるメリットがあります。
この様にサブドメイン(ホスト名)でサーバの役割や機能を表すのは、インターネットの仕組みができる前から
研究機関や大学といった場所で利用されている慣習です。

ですので、インターネットの立ち上げに関わった組織のサイトには、ほぼ例外なく「www」が付けられています。
また、比較的早い段階からウェブサイトを提供する様になった企業などのサイトも、それらを参考にしたのか
「www」が付けられている場合がほとんどです。

近年ではウェブの存在がごく一般的な物になり、同一の組織が複数の
「www」を提供するサーバを持つ事が多くなりました。

例えば、vishが企業サイトとは別に「service1」「service2」というサイトを立ち上げたとします。
慣習に従うのであれば、

「www.vish.co.jp」
「www-service1.vish.co.jp」
「www-service2.vish.co.jp」

という構成か

「www.vish.co.jp」
「service1.www.vish.co.jp」
「service2.www.vish.co.jp」

という様な構成になるでしょうか。

しかし、これでは冗長になってしまうので、URLに含まれる「www(ウェブ)」という意味を省略するようになりました。この結果

「service1.vish.co.jp」
「service2.vish.co.jp」

という様にサブドメインとしてサービスの種類を入れる形式のURLが使用される様になります。

では元から存在した「www.vish.co.jp」はどうするか。
これはそのままです。
既に外部に広く知れ渡っており、検索エンジンなどでも「www」付きで登録されている為、変更するメリットはほとんどありません。

wwwが付いてないサイトが醸し出す「最近できた感」

一方、サイト公開当初から「www」が付いていないURLも多く見られるようになりました。
これはウェブの一般化に伴い「wwwという役割」という意味を省略という事に加えて
ドメインに意味を持たせるという考え方が定着してきた為だと考えられます。

かつては「ドメイン名」=「組織、団体名」という考え方が常識でした。
最近では「ドメイン名」=「サービス名」であったり「ドメイン名」=「商品名」であったりします。

この様に明確な目的を持ってドメイン名を考案した場合は「www」を付けると、台無しになってしまう場合があります。

これらの事から、

・ドメインが組織をあらわす場合
 →wwwを付ける
・ドメインがサービス名や商品名であったり、ドメイン自体に意味を持たせる場合
 →wwwを付けない

という考え方がベターなのかな。と考えました。

IPアドレスに名前を付けて管理するDNS(ドメインネームシステム)は
「IPアドレスを人間が覚えやすいように名前を付ける」という明確な目的を持って開発されました。
人間の認識が変われば、名前の付け方も変わってくるのでしょうね。

blog.vish.co.jp

2 Responses to “WEBサイトのURLにサブドメイン「www」を付ける理由と、付けるべきか付けないべきか論”

  1. へいちゃん より:

    とてもありがたく、そのお考えに納得させられました。
    後半は「広告表現のセオリー」や「広告戦略」に関連し、何のための「DNS」なのか??
    という明確なポイントに言及してありますね。
    今後の方向性の大きな一助とさせていただきたく思います。
    重ねてお礼をもうしあげます。

  2. 滝本 より:

    >>へいちゃん
    丁寧なコメントを頂きまして、ありがとうございます!
    今回、業務で実際に体験した出来事を元に
    調査をしてブログエントリにまとめました。

    何かのお役に立てていただければ、幸いです。

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